「全身脱毛」とは、その名の通り全身の脱毛です。顔など一部のパーツを除いてすべてのパーツを脱毛できるので、さまざまなパーツのムダ毛に悩んでいる人から人気を集めています。
全身脱毛のメリットは短期間で全身のムダ毛を処理できることです。例えば、ワキや腕などの目につきやすいパーツのみを部分脱毛した場合、気になるパーツの脱毛が終われば、他のパーツのムダ毛が目立ってしまう可能性があります。
ところが、気になるパーツの部分脱毛が終わった後に、他のパーツの脱毛をするとさらに時間がかかります。しかし、全身脱毛はいくつかのパーツの脱毛を同時に行うため、短期間で美しくなれることがメリットです。
全身脱毛がしたい方必見!受ける前に知っておきたい基礎知識

現在、部分脱毛と比べて効率的にツルツルの肌を目指せる全身脱毛は多くの人から注目を集めています。ここでは、全身脱毛を受ける前に知っておきたい基礎知識についてご紹介します。
【目次】
- 全身脱毛の基礎知識①全身脱毛とは
- 全身脱毛の基礎知識②全身脱毛できるパーツとできないパーツ
- ・全身脱毛できるパーツ
- ・全身脱毛できないパーツ
- 全身脱毛の基礎知識③脱毛サロンと医療脱毛、どう選ぶ?
- ・脱毛サロンにおける全身脱毛
- ・脱毛サロンの料金
- ・脱毛サロンのメリット
- ・脱毛サロンのデメリット
- ・医療脱毛における全身脱毛
- ・医療脱毛の料金
- ・医療脱毛のメリット
- ・医療脱毛のデメリット
- 全身脱毛の基礎知識④全身脱毛はどうやるの?
- ・脱毛サロンかクリニックへ予約
- ・カウンセリングを受ける
- ・施術の流れ
- 全身脱毛の基礎知識⑤全身脱毛後のアフターケア
- ・激しい運動はNG
- ・湯船は控える
- ・飲酒は控える
- ・保湿は忘れない
- 全身脱毛の基礎知識⑥全身脱毛の注意点
- ・初回は剃毛しないで行く
- ・生理の時は施術NG
- ・脱毛前の予防接種はNG
- ・日焼けを避ける
全身脱毛の基礎知識①全身脱毛とは

全身脱毛の基礎知識②全身脱毛できるパーツとできないパーツ

全身脱毛は全身の脱毛ですが、すべてのパーツを脱毛できるわけではありません。全身脱毛できるパーツとできないパーツについてご紹介します。
全身脱毛できるパーツ
全身脱毛に含まれるパーツはサロンやクリニック、プランによって異なります。しかし、次のパーツは全身脱毛に含まれていることが多いです。
・両腕
・両脚
・背中
・胸
・お腹
・ヒップ
全身脱毛は広範囲の脱毛を行えることが魅力的です。特に、自分で見えない背中やデリケートな乳輪周りなどのムダ毛をきれいに処理してもらえることは、サロンやクリニックで脱毛を受けるメリットといえます。
全身脱毛できないパーツ
眉毛やまつ毛、頭髪の処理は全身脱毛に含まれせん。また、サロンやクリニックによっては特定のパーツが全身脱毛に含まれないこともあります。特に、顔脱毛とVIO脱毛は全身脱毛の対象外であることも珍しくないので、注意が必要です。
なお、顔脱毛が全身脱毛に含まれる場合でも、眉間や小鼻などはオプションになることもあります。また、多くのサロンやクリニックでは、肌への影響を考慮して、まぶたの脱毛は行われていません。
全身脱毛の基礎知識③脱毛サロンと医療脱毛、どう選ぶ?

全身脱毛は脱毛サロンかクリニックで行うのが一般的です。それぞれのメリットとデメリットを確認していきます。
脱毛サロンにおける全身脱毛
脱毛サロンにおける全身脱毛で採用されているのは光脱毛(フラッシュライト脱毛)です。光脱毛では、IPL(インテンスパルスライト)などの脱毛器を使い、毛根にダメージを与えることによって、抑毛を促進します。
脱毛サロンの全身脱毛は毛の生え替わりに合わせて2か月に一回程度施術を受け、6~18回でツルツルの肌を目指すのが一般的です。
脱毛サロンの料金
脱毛サロンの全身脱毛は回数別の料金プランと月額プランのどちらかを選択できることが多いです。回数別の場合、相場は6回コースで約15万円、12回コースで約20万円~30万円となっています。
また、月額プランを選んだ場合は、回数無制限で一月当たり7,000円~15,000円の料金設定が多いです。
なお、脱毛サロンの全身脱毛にかかる料金は、小規模なサロンと比べて大手サロンの方が安い傾向にあります。
脱毛サロンのメリット
脱毛サロンで全身脱毛を受けるメリットは、痛みが少ないことと一回の脱毛にかかる費用を抑えられることです。
特に、デリケートなVIOラインの医療脱毛は痛みが強いといわれていますが、脱毛サロンでの脱毛は痛みが少ないので、脱毛のストレスを軽減できます。
脱毛サロンのデメリット
脱毛サロンで全身脱毛を受ける際に気をつけたいデメリットは、脱毛までに時間がかかることと医師による施術を受けられないことです。
脱毛サロンで採用されている光脱毛は医療脱毛と比べて照射パワーが弱いため、脱毛を促進する効果も弱いです。そのため、ツルツルの肌になるためには、何度も脱毛を受けなければならず、脱毛にかかる期間が長いです。
また、何度も脱毛を受けていると、一回にかかる費用が安くても、総額は高くなることもあります。
さらに、脱毛サロンの脱毛は資格がない人でも施術できるため、医療脱毛と比べてリスクが伴います。脱毛による肌トラブルが現れたときも、サロンでは治療できないので、治療が遅れる可能性も否定できません。
医療脱毛における全身脱毛
医療機関の脱毛はレーザー脱毛が主流です。レーザー脱毛も光脱毛と同じように光の力で毛根を刺激し、抑毛を促進しますが、照射範囲が狭いため、集中的に毛根にダメージを与えられて高い効果を期待できます。
医療脱毛はサロンでの脱毛と比べて高い効果を期待できるため、施術を受ける回数は少なく、2か月に一回のペースで約5~6回施術を受ければ、ツルツルの肌を目指せます。
医療脱毛の料金
クリニックで全身脱毛を受ける場合の相場は、6回で約40万円です。全身脱毛を行う範囲によって料金に差があり、顔もVIOも含まない場合は30万円を下回る場合もあります。しかし、顔もVIOも含む場合は50万円近くなることもあります。
医療脱毛のメリット
医療脱毛のメリットは、高い抑毛効果を期待できることです。脱毛サロンでは使用しないレーザー脱毛器を使って施術をするため、短期間でツルツルの肌を目指す人には医療脱毛が適しています。
また、医療機関での全身脱毛は医師の診察の後に、資格を持ったスタッフが施術するため、リスクが低く、肌トラブルが出たときにはすぐに対応してもらえるので、安心感もあります。
医療脱毛のデメリット
医療脱毛は一回当たりの費用が高く、痛みも強いことがデメリットです。ただし、施術を受ける回数は脱毛サロンでの全身脱毛と比べて少ないので、脱毛にかかる総額は抑えられ、痛みに耐えなければならない回数も少なく済みます。
全身脱毛の基礎知識④全身脱毛はどうやるの?

脱毛サロンかクリニックへ予約
まずは、気になる脱毛サロンやクリニックでカウンセリングの予約を取ります。カウンセリングの申し込みはWEBや電話でできますが、WEBから申し込んだ方がお得になるケースが多いです。
特に、脱毛サロンやクリニックで初めて施術を受ける人はキャンペーンが適用される可能性が高いので、あらかじめ情報を確認してお得に全身脱毛を受けましょう。
カウンセリングを受ける
予約を取ったあとは、スタッフとカウンセリングを行います。カウンセリングでは、肌の状態や体調を伝えたり、脱毛方法や料金プランについて教えてもらったりします。気になることがあれば、カウンセリングで尋ねておくのがおすすめです。
なお、ほとんどの脱毛サロンやクリニックは無料でカウンセリングを行います。また、カウンセリングの結果、肌状態に不安がある場合はパッチテストが実施されることもあります。
施術の流れ
脱毛サロンやクリニックで全身脱毛の契約をしたら、いよいよ脱毛の開始です。当日は、受付で予約をしていることを伝え、施術を待ちましょう。
施術の前には専用の服に着替え、脱毛を受けるパーツにジェルを塗ってもらいます。その後、光やレーザーを当てて脱毛をしてもらいましょう。全身脱毛にかかる時間は、一回につき2時間から2時間半程度です。
月額サロンの場合、全身を2~4パーツに分けて施術を行うこともありますが、この場合は脱毛を受けるパーツによって施術時間は異なります。
施術が終わったら、ジェルを拭き取ります。保湿ケアがついている場合はジェルを拭いた後に保湿してもらい、スタッフから注意事項などを聞いて終了です。
全身脱毛の基礎知識⑤全身脱毛後のアフターケア

全身脱毛後は肌に負担がかかっています。正しいケアで肌を守りましょう。
激しい運動はNG
全身脱毛では、毛穴がダメージを受けます。脱毛を受けたあとに、体温が上がるほど激しい運動をすると、毛穴へのダメージがさらにひどくなり、肌が炎症を起こすことがあります。
また、脱毛後は肌が敏感になっているので、空気中の雑菌が肌につき、汗をエサにして繁殖すると、かゆみや赤みなどの肌トラブルを起こす可能性も高いです。
全身脱毛の施術を受けたあとは、体温が上がるほど激しい運動は控えましょう。体温を上げないように注意していても汗をかいてしまった場合は、できるだけ早くタオルで拭きとり、肌への負担を軽減してください。
湯船は控える
入浴すると、体温が上昇して体内に熱がこもります。体が温まれば、赤みやかゆみなどの肌トラブルが起こりやすくなるので、全身脱毛の施術を受けた日は入浴を控えましょう。
浴槽につからず、シャワーを浴びるのは大丈夫です。
飲酒は控える
アルコールを摂取すると、体温が上がり、肌が乾燥し、かゆみを感じやすくなります。また、肌の乾燥は抑毛効果を下げると考えられています。肌を守り、十分な効果を得るためにも、脱毛後の飲酒は控えましょう。
どの程度の期間、飲酒を控えれば肌への負担を抑えられるのかについては個人差がありますが、できれば施術当日にはお酒を飲まないことをおすすめします。
保湿は忘れない
脱毛で肌にレーザーや光を当てると、照射された部分の水分は奪われます。水分は肌の内部を守る役割を持っているので、脱毛後は乾燥で肌トラブルが起こりやすいです。
肌トラブルを防ぐためにも、脱毛後は保湿ケアを欠かさないようにしましょう。日頃から保湿ケアをしていれば、肌が柔らかくなって毛穴に埋もれていた毛が出るので、脱毛の効果も高められます。
なお、脱毛後は肌が敏感になっています。保湿ケアには敏感肌用の保湿クリームや脱毛サロンが販売しているローションなどを使うと安心でしょう。
全身脱毛の基礎知識⑥全身脱毛の注意点

全身脱毛を受ける前は基礎知識として注意点を知っておきましょう。あらかじめ知識があれば、スムーズに施術を受けることができ、肌トラブルを避けることもできます。
初回は剃毛しないで行く
脱毛前にムダ毛を自己処理して肌を傷つけると、施術を受けられません。そのため、初めて施術を受ける日はシェービングを控えましょう。
ただし、施術当日にムダ毛を処理していなければ、全身脱毛を受けられないサロンもあります。傷を残さずに、施術してもらうためには、初回の1~2日前にシェービングをしておくと良いでしょう。
自己処理で炎症が起こりやすい場合は、カウンセリングなどでスタッフに相談しておくのがおすすめです。
生理の時は施術NG
脱毛サロンやクリニックによっては、生理中の全身脱毛は認められていません。VIOライン以外の脱毛は認められている脱毛サロンやクリニックもありますが、できれば生理中の施術は避けた方が良いでしょう。
生理中はホルモンバランスが乱れ、肌が敏感になっています。敏感なときに、光やレーザーを当てれば、肌トラブルを起こす可能性が高いです。
また、衛生面でも問題があります。シーツやベッドなどを経血で汚してしまうと、サロンにも他のお客さんにも迷惑がかかります。
そのため、施術の予定が生理と被りそうな場合は、サロンに相談してスケジュールを変更してもらいましょう。
脱毛前の予防接種はNG
体質によっては、全身脱毛前後に予防接種を受けると、体調を崩すことがあります。施術の前後10日以内は予防接種を避けましょう。
日焼けを避ける
紫外線を浴びると、肌が敏感になります。敏感な状態で脱毛を受けると、肌トラブルにつながり、次の施術で痛みを感じることもあるため、全身脱毛を受けたい場合は日焼けを避けなければなりません。
また、紫外線の影響でメラニン色素が過剰に作られると、脱毛の効果が弱まるとも考えられています。肌への負担を減らして効果を高めるためにも、脱毛前後と脱毛期間中は日焼けを予防してください。
全身脱毛の施術は脱毛サロンやクリニックで受けられます。それぞれ、メリットとデメリットがあるため、自分の希望や費用を考え、最適なプランを選びましょう。
脱毛を受ける場合は肌への負担をやわらげるために、注意点やアフターケアの方法を確認しておくことも大切です。